インタビュー

この職業は、一人ひとりの人生を垣間見れる仕事。
地域と高齢者を繋ぎ、笑顔あふれる社会を目指して

2020年 中途入社
ケアマネジャー
柳楽 美季(33歳)

ウィズ・ハートではご利用者の就労支援や地域ボランティアなどの取り組みを行い、地域共生社会実現を目指しています。介護サービスの紹介だけでなく、その地域だからこそできる支援を通じて、ご利用者の笑顔を増やす。それがケアマネジャーの仕事です。

ご自宅はその方のこだわりが詰まっている。
そんな人生を垣間見える在宅サービスは面白い

前職でも介護の仕事をしていたのですが、あるとき在宅サービスに携わる機会がありまして、そのときに施設で働くよりも在宅サービスのほうが面白いと感じ、ケアマネジャーを志すようになりました。

というのも、施設の場合ですと衣食住のルールが決められているのに対し、在宅サービスの場合はお家のルールに沿ってご対応する必要があります。みなさんもそうだと思うのですが、モノを置く場所など自宅だからこそのこだわり、ルールがあるんですよね。
そういったご利用者、ご家族のお家のルール含め、ご自宅はそのご家族の人生が詰まっている場所でもあるため、在宅サービスを通じて、より深くご利用者の人生に携われることに面白さを感じました。

一方で、在宅の場合は閉じこもった環境で、ご利用者が外との交流を取る機会というのはどうしても減ってしまいます。そして若い方にとっては朝起きて、仕事に行くという当たり前のことでも、高齢の方だとそれが当たり前ではありません。
高齢の方々でも朝起きて行くところがあり、待っている人がいる人生は素敵だなと思いますし、実際に外との交流を持つことでみなさん元気になって、笑顔が増えていくんですね。

そこで、ウィズ・ハートでは地域での就労支援やボランティアなど、地域共生社会を目指した取り組みを多く行っているため、ケアマネジャーとしてご利用者の社会、地域との接点をご提案できればと思い、ウィズ・ハートに転職をしました。

 

「知らない人」から「信頼できる人」へ。
何でも話し合える関係づくりが最も大切

ケアマネジャーとして私が大切にしているのは、ご利用者、そしてご家族の方に信頼していただくことです。やはり初めは自宅に知らない人が入ってくる、といったスタートですから、信頼できない人に病状や生活歴、普段の生活状況などを話したくないと思うのが普通だと思うんですね。

また介護が続き、ご家族の方もストレスを抱えているといった状態のご家庭も少なくはありません。そのためご家族含め、なんでも相談しあえるような、話しやすい関係値をいかに築くかが重要です。

はじめのころは私自身の人生経験の浅さ、また知識不足から、なかなか信頼関係が築けないご家庭もありました。やはり、育児や介護含め、人生経験を積んでいるケアマネジャーだと、みなさん会話が弾むんです。過去に上司と一緒に訪問させていただいた際も、昔話など共通の話題で盛り上がっているのを見て、ご利用者もとても話しやすそうにされていました。

そのため私自身はまだ人生経験が少ない分、専門知識でカバーするしかありません。介護技術はもちろん、様々な病院の情報や地域で開催されているイベント含め、日々勉強中です。
しかし、はじめはなかなかご自身のことを話してくださらなかった方が、いまでは困ったときにすぐ電話をくださるようになったりと、信頼関係が築けるようになってきて、ご利用者やご家族の方の笑顔が増えていくのを見ると、とても嬉しく思います。

 

ケアマネジャーの仕事に「慣れ」はない。
地域と高齢者を繋ぎ、笑顔を増やしていきたい

この仕事をしていて日々痛感しているのは、ケアマネジャーの仕事に「慣れる」というのはないということです。ご利用者それぞれ生い立ちやご家族との関係など、その方の人生を形作ってきたものは異なり、さらに抱えている病気も違うため、ケアマネジャーとしてどう対応するかは一様ではありません。

そのため、「私以外のケアマネジャーであれば、どう対応するのだろう」と思うことはたくさんありますし、逆に「私だからこそできるサポートはなんだろう」と日々考えています。

そして病状などを把握した上で、デイサービスなどの介護サービスのご紹介はもちろん、地域での就労支援のご案内や、自治会が開催しているヨガサロンなどをご紹介させていただいているのですが、ケアマネジャーの仕事は、若い人が普段の生活で行っている当たり前のことを、高齢者の方でも当たり前のように行えるようサポートすることだと思っているんですね。

高齢者の方々が社会から孤立せずに生活を送ったり、社会から何かしらの役割が与えられているという当たり前を実現できて、ご家族の方も当たり前のように仕事を続けられる。そういった当たり前を実現できたとき、ケアマネジャーとしての仕事にやりがいを感じますし、これからも地域と高齢者の方々を繋いでいき、笑顔が溢れる地域づくりに少しでも貢献できていたら嬉しいですね。